トッポンチーノ完成品

 

トッポンチーノとは、モンテッソーリ教育で赤ちゃんの環境に最適と言われている小さなおふとん(おくるみ)のことです。

生まれてからの二か月間を「共生期間」といい、その期間をお母さんと赤ちゃんがいつも一緒に過ごすことで、子どもは安心し、「この世界もなかなかいいな」と感じて環境への信頼感が育まれます。
その共生期間にトッポンチーノを使用することで、急激な環境の変化をやわらげ、情緒が安定した楽観的な子が育つ、ということにつながります。

いつものお母さんのにおい、自分(赤ちゃん)のにおい、いつもの肌ざわり、やわらかさ、がトッポンチーノの特徴です。
「早くからにおいをつけたほうがいい」とよく言われていますが、においは勝手に付くものなので、生まれてすぐから使用していくうちに自然に付いていきます。
(もちろん、生まれてすぐから使ってなくても、使い始めたその日から、で十分だと思っています。)
早くからお母さんがトッポンチーノを抱いて寝たり、枕にして汚れてしまった、ぺちゃんこになってしまった、というのはもったいないですね。
できたてのまっさらなトッポンチーノに赤ちゃんを一番に乗せてあげてください。
また、トッポンチーノ自体が重いと、赤ちゃんを長時間トッポンチーノで抱っこした場合、腕にとても負担がかかります。
「わたしのトッポンチーノ」では中綿を250gにして、生地も薄手の軽くて肌触りの良いものをご用意、総重量も約365gと超軽量にしています。

生まれたばかりのあかちゃんはとてもデリケート。
オーガニックコットン100%の「わたしのトッポンチーノ」で抱っこしてあげましょう。

お母さんと赤ちゃんが安心して過ごせるように、心を込めて一つひとつ手づくりしています。

※「トッポンチーノ®」は登録商標です。


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◎抱っこしてたら寝てるのに、置くと起きてしまう。(背中スイッチ防止)

抱っこで授乳などしてそのまま寝てしまって、おふとんに寝せようとそ~っと降ろすと「ぎゃ~っ」と泣いて起きてしまう。

また抱っこして寝かせ付けて今度こそ、とそ~っと・・・の繰り返し。
それでもなかなか寝てくれず一日繰り返して、他のことが何もできなかった!という経験をされたお母さん、多いと思います。
また、初めてご出産を控えていらっしゃる妊婦さんは「赤ちゃんが誕生したらどんなに大変なのか」ということがまだ実感としてわかない方も多いでしょう。
特に「寝かせつけ」の大変さはいざそうなってみないとわからない未知の世界だと思います。
なかなか寝てくれない、また失敗するかも、どうしたら寝てくれるの??
という焦りや不安は赤ちゃんにそのまま伝わってしまいます。
トッポンチーノのいいところは、そのドキドキする気持ちも無くなり「トッポンチーノがあるから大丈夫、寝てくれるはず!」という信頼感、安心感につながっていくのもメリットです。

 

◎生まれたての赤ちゃんをどうやって抱っこすればいいのか不安。
生まれてすぐの赤ちゃんは、まだとても小さく、やわらかい。
首も座ってないので、どうやって抱っこすればいいものか・・・と、不安です。
そんなやわらかい赤ちゃんをトッポンチーノごと抱っこすれば、どんなにふにゃふにゃでも安定した抱っこができます。
両手だけで支えるより、からだ全体を「面で支える」ので安定感があります。
赤ちゃんを受け渡す時も、とてもスムーズに不安なく受け渡しもラクです。

 

◎お父さん、おじいちゃんなど、お世話に慣れていない男性でも抱っこしやすい。

男性は特に、赤ちゃん(しかも首が座ってない)を抱っこするのを敬遠する方も多いのではないでしょうか。おじいちゃんになられる方も「首が座ってからじゃないと抱っこしない」というお話をよく耳にします。

あの生まれたてのとってもかわいい時期に抱っこしないなんてもったいない!
トッポンチーノを使えば、男性でもラクに抱っこできます。
男性のごつごつしてさらに緊張した手で直接触れられるより、トッポンチーノに包れて、ふんわり気持ちよく抱っこされると、赤ちゃんも緊張せずにいられます。

 


◎いつでもどこでもそこが「赤ちゃんの居場所」になり、安心して過ごすことができる。

おうちの中ででも、あちこち移動できて便利。
夜はお母さんと一緒のおふとんで、お昼寝はリビング。
お母さんがキッチンに立つ時は、見える位置にトッポンチーノで寝かせておけば安心です。
そして、とても評判がいいのは「ちょい動かしたい時」。
赤ちゃんをよいしょっと抱きかかえると、産後のからだに響きますし。
トッポンチーノの端を持ってズルズル~っと移動させたり、くるっと向きを変えたり。
片手だけでちょっと動かせて、お母さんのからだにとてもやさしいんです。
これは想像以上に便利です。

 

お宮参りやレストラン、育児サロンに病院など、いろんな外出先でも大活躍。

外出時のトッポンチーノがとても喜ばれるひとつに「お宮参り」があります。

御祈祷も長時間かかることもあり、さらにお母さん以外のいろんな人に抱っこされ、赤ちゃんはくたくたです。
それから食事にも連れて行かれ、一日中外出して・・・その刺激の多さから、夜泣きになることも。
そんな時でもトッポンチーノでのお出かけだと、いつもの安心する居場所のままなので、ずいぶんラクに過ごせると思います。

赤ちゃんは新しい環境が苦手で、そのたびにドキドキしますが、トッポンチーノと一緒だと、いつものにおいと肌触りで安心して移動できます。
「環境と環境の架け橋」、それがトッポンチーノです。

 

◎ベビーカー、ベビーシート、飛行機や新幹線などの乗り物にも便利。
赤ちゃんはできるだけ、いつでも自由に動けるようにしてあげてください。
いつ寝返りを打つか、いつハイハイを始めるか、それは誰にもわかりません。
なので、バウンサーやハイローチェアなどの「入れ物」に赤ちゃんを入れることはお勧めできません。
どうしても入れないと危険!という時だけ・・・だといいのですが、ついついその時間が長くなり、一日中その上で過ごすことになりかねません。

ただ、移動手段としてのベビーカーやベビーシート、飛行機や新幹線など、安全面には十分注意してトッポンチーノをご使用ください。
寝てしまった赤ちゃんの乗り降りをトッポンチーノごと起こさずに移動できる、ということも可能です。


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■モンテッソーリ教育って赤ちゃんとどう関係があるの?

創始者のマリア・モンテッソーリは、0歳の赤ちゃんの果てしない可能性に気づき、その期間の赤ちゃんの環境や心理状態がその後の発達に大きく影響を与えることを唱えたと言われています。

日本では、モンテッソ ーリ教育といえば3〜4歳ごろから始めるものというイメージが一般的です。しかし、あまり知られていないことですが、国際モンテッソーリ協会(AMI)により0〜2歳の分野もまた理論やメソッドが確立されています。

さらにトッポンチーノの製作は、国際教師養成コースの必須課題となっているほど重要視されているのです。

 

 

■寝かしつけが楽になるだけじゃない!モンテッソーリ教育がトッポンチーノを推奨している3つの理由

(1)誕生時のプチトラウマを防ぐ

生まれたての赤ちゃんは、安全で居心地がよかったお母さんの 子宮から出てくることで「一生分の“ビックリ”」を味わうと言われています。

まず、赤ちゃんを取り巻く環境として、子宮→産婦人科や助産院(出産場所)→自宅と目まぐるしい変化をつきつけられます。それに追い討ちをかけるように、お母さん以外の誰かに初めて抱っこされる機会も増えていきます。

赤ちゃんにとって、環境の変化による“ビックリ”が強烈であった場合、「この世界は怖いところなのかもしれない」というプチトラウマにつながってしまうと言われています。

(2)一生ものの心の安定感を育む

特に生後二ヶ月の間は、モンテッソーリ教育では「(母と子の)共生期間」と呼ばれ、母子が密着して過ごすことで子どもがこの世界を安心して信頼できる心理状態の基礎をきずく大切な時期とされています。

この時期にトッポンチーノを使用することで、赤ちゃんが新しい環境や人と接する際の“ビックリ”が和らぎ、赤ちゃんは「この世界は安心して過ごして大丈夫なんだ」という一生ものの心の安定感を得るのです。

この安定感はそのまま、夜泣きの有無や、思春期における心理状態にも関わってくる重要なものです。

(3)身体、脳、言語の発達に多大な効果がある

トッポンチーノの使用によって育まれる心理的安定感は、赤ちゃんの「世界を探求したい!」という冒険心を育てます。世界に対する安心感さえあれば、お母さんにずっとくっついていなくても、ズリバイやハイハイで動きながらいろんなものを触ったり、掴んだりす るようになります。その繰り返しこそが、手足や脳の発達をスムーズにしてくれるのです。そして、これらの身体的発達がその後の言語発達を促進するのはいうまでもありません。

寝かしつけが楽になる、抱っこがスムーズ、肌触りがいいといったメリットはもちろんのこと、赤ちゃんの心理的、身体的、脳科学的発達に一生ものの影響を与えるのがトッポンチーノなのです。

■誰が、どんなときに使うのがベスト?

最後に、トッポンチーノの使用において注意するポイントをお伝えします。

 いくらプチトラウマを防ぐためとはいえ、赤ちゃんを抱っこするときに必ずしもトッポンチーノで、というわけではありません。

トッポンチーノを使って赤ちゃんを抱っこするのは、基本的に両親以外の人(親戚や友人など)が望ましいとされています。
赤ちゃんにとってはお母さんはもちろん、できればお父さんも直接肌を触れ合わせて抱っこしてあげることがベストです。
ただし、里帰り出産などで赤ちゃんがお父さんに慣れていない状況などであれば、お父さんもトッポンチーノを使うことになるでしょう。
また、もちろん移動時や寝かしつけの際、授乳時などにはお母さんであってもトッポンチーノを使って楽してくださいね。

文責:関口梓

 

 

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