※「わたしのトッポンチーノ」物語①トッポンチーノに魅せられて

※「わたしのトッポンチーノ」物語②「わたしのトッポンチーノ」ができるまで 

※「わたしのトッポンチーノ」物語③ これからは「俺のトッポンチーノ」も広めます

※「わたしのトッポンチーノ」物語④ワークショップでトッポンチーノの良さを伝えたい
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①~④はこちらをどうぞ!・・・その続きになります。

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「わたしのトッポンチーノ」物語⑤
四度目のインドネシア旅行が結婚式でした!

スラバヤの市場。行くとバティック(ろうけつ染め)を買うのが楽しみ。

ドリアン屋をはしごして、より良いドリアンを購入。インドネシア人にしかわからないこだわりが・・・。

――前回は、インドネシア人のご主人の話を興味深くお聞きしました。岡田さんは元からインドネシアがお好きだったんですか?

岡田:いえいえ。当時、私の友人が、夫のいとこと日本でお付き合いしていまして、誘われてインドネシアに旅行に行って、知り合ったんです。
スラバヤに近い彼の地元にいたのは3日ぐらいで、バリ島メインの旅でした。
友達は言葉ができたので、通訳してもらいましたが、私と夫は言葉がまったく通じず。
それでも「優しい、いい人だな」と人柄が伝わってきたので、「この人は逃したくないな」と思いました(笑)。

インターネットもない時代ですから、福岡でインドネシアからの留学生を探して、言葉を教えてもらいました。
3か月ぐらい私なりに一生懸命、勉強をして、今度は一人でインドネシアに行きましたが、言葉は通じなかったですねえ……。

――それはどうしてでしょう?

岡田:インドネシアは言語が500以上ある、と言われている国なんです。
夫も、私にはインドネシア語で話しかけつつ、家族とはジャワ語で話していました。
なかなか通じないので、辞書を指さしながら、「飲む?」「食べる」とそういう感じです(笑)。

――でも、みごと結婚まで到達したんですね(笑)。

岡田:そうですねえ。この旅行が2回目で、3回目行って、4回目が結婚式です(笑)。
私が26歳で、向こうが22歳。
出会ってから2年が経っていましたが、手紙も国際電話も、伝わってるのか伝わってないのかよくわからず……。
私の話を聞いた友人たちは、「言葉はどうしてるの?」と不思議そうにしていました。
いま思うと、お互い、よくわかっていなかったのが、よかったのかもしれない(笑)。

――岡田さんは積極的に「外国の人と結婚したい」とは思っていなかった?

岡田:考えてもみなかったですね。
向こうはいとこが日本で結婚して、沢山、稼いでインドネシアに仕送りしていましたので、「日本人と結婚するのはいい」と思っていたのかもしれませんが(笑)。

みんな大好き!ソーダグンビラ!(直訳すると→幸せなソーダ)お約束です。

☆夫に関してひとつだけ心配なこと

岡田:夫は結婚以来、ずっと福岡で暮らしていますが、同じインドネシア人と積極的に付き合うというタイプではありません。
日本人でもそうですよね。外国に行って、「日本人がいるから」と引き合わされても仲良くなれるとは限りませんし。
ただ、近頃はテレビ電話で向こうの家族と話せますし、ジャワ語のラジオ放送も聴けます。便利になったなと思います。

――インドネシアにはよく里帰りされるんですか。

岡田:いえ、5人家族で移動すると、とても費用がかかるので。
7年前に家族5人で夫の故郷に行きましたが、一番下の子はインドネシアを訪ねたのは初めてでした。
子どもたちもどんどん大きくなりますので、「5人で旅行できるのは、最初で最後かもしれないね〜」と言いながら、飛行機に乗りました。

――肩肘張らず、「自然」を大切にする岡田さんファミリーらしいですね。

岡田:でも、ひとつだけ心配があるんです。

――なんでしょう?

岡田:インドネシア人は寿命が短いんですよ。
インドネシア料理は油を沢山使うし、甘い、辛い、とはっきりした味を好みます。
若い時はみんな新陳代謝がいいので、すらりとしてるのに、年をとると、とても太る。
前に「インドネシアは平均寿命が短いな」と思ったときは、貧富の差があったり、
乳幼児死亡率が高いから平均すると、そうなるのかと思ったんですが、人口統計を見ると、80代の人がすごく少ない……。
私が向こうに行って、「おばあちゃん」だと思っていた人たちがじつはそうではないのかもしれないと。
しかも、70代もあまりいないんですね。
ただ、夫の場合は、日本にいるほうが長くなっているので、体質も多少日本風になって長生きするかなと思いますが。

 

長女2歳、お揃いのバティック柄プリントの服で。このサンダルも懐かしい。

☆結婚、出産、子育ての経験を伝えていきたい

――それは長生きしていただきたいです。ご主人はふだん食べるものは?

岡田:和食です。夫がふだん作る料理も和食で、インドネシアの料理はあんまり作らないです。
調味料の調達が難しいということもあって……。

ここからは仕事の話になりますが、自分がインドネシア人と結婚して、3人の子どもを出産して、育てて経験したことを、ひとつの体験というか、
「こういう見方もあるんだよ」と多くの方に知っていただきたいなという気持ちになってきています。
トッポンチーノのワークショップをしているとはまた別に……。

いまはいろんな情報が満ち溢れているようでいながら、出産や育児に関しては迷うことが多く、
また、日本の子どもの数人に一人は貧困であると言われながら、一方では、学校で使うお裁縫箱などの教材がすごく高かったり……。

――そんなに回数は使わないのに。

岡田:そうです。
ランドセルも値段が高く、「一体、いつの入学する子を対象にしているのかしら」と思うほど、
ほぼ一年中、入学のだいぶ前からCMをしていますね。
貧困といいながら、そういう実情とのギャップって何なんだろう? と考えますし、
トッポンチーノを広めるなかで見聞きする妊婦さんの話を聞いていると、出産に関する情報も沢山あるように見えて、そうでもない面がある感じです。
それぞれ意見を言う人たちの意向が強すぎるというか……。

――これが正しいというような?

岡田:みんな良かれと思って言ってる言葉が、言い方ひとつで妊婦さんたちを混乱させたりしてはいないかな、と思うんですね。
もちろん私が正しいということではなく、「こういう考え方もありますよ」という形で、自分の出産のことも伝えていけたら嬉しいと思います。

(次回に続く)

インタビュー・文 樋渡優子

 

 

 

 

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