いよいよ、インタビューも最後の章になりました!
どれだけ見ていただけてるかわからないけど。
先日「読んでますよ!」と言っていただけて嬉しかったです。
この記事のおかげで、昔の写真を引っ張り出してきて。
こんなにやせていたのか(今と比べて)・・・と愕然。
これは本気で頑張らないとヤバい、と改めて考えました。


※「わたしのトッポンチーノ」物語①トッポンチーノに魅せられて

※「わたしのトッポンチーノ」物語②「わたしのトッポンチーノ」ができるまで 

※「わたしのトッポンチーノ」物語③ これからは「俺のトッポンチーノ」も広めます

※「わたしのトッポンチーノ」物語④ワークショップでトッポンチーノの良さを伝えたい

※「わたしのトッポンチーノ」物語⑤四度目のインドネシア旅行が結婚式でした!
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①~⑤はこちらをどうぞ!・・・その続きになります。

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「わたしのトッポンチーノ」物語⑥

私のトッポンチーノ、〝次の10年〟に向けて

長年のお得意様、Kさんちの子どもたち。4人共トッポンチーノを愛用してくださいました。いつも応援してくださる、Kさんご夫婦にもとても感謝しています。

――トッポンチーノを10年広めてこられて、いまどんな気持ちですか?

岡田:伝えたいことがいっぱいある、という気持ちですね。
トッポンチーノのワークショップのときは、時間に限りがありますので、参加者の方に聞かれたことを話題の中心にするよう心がけています。
出産のことや育児のこと、ですね。みなさんの声が直接、聞けるのがとても楽しいです。
以前は、自分の年齢があがると、妊婦さんたちの気持ちと距離ができるかなと思っていましたが、
逆に、離れているほうが、話しやすいところもあるようです。

――それはわかるような気がします。

岡田:ただ、独りよがりにならないように、興味のあるテーマを選んで他のワークショップにも参加しています。
今日も午前中はトッポンチーノのワークショップをして、午後は「経血トレーニング」のワークショップに参加してきました。

――そういう座学のワークショップは、時間は何分ぐらいですか。

岡田:大体、お話は60分ぐらい、あとはディスカッションという形式が多いですね。
今日のは自由にお茶を飲みながら、ディスカッションというスタイルでした。

――そういう普段の努力も、トッポンチーノの次の10年に向けての準備ですね。男の人向けの教室はこれから需要が増えるのではないでしょうか。

岡田:やはり宣伝次第というところもあるので、頑張って、多くの人に知っていただこうと思います。

 

☆どういうお産がいいのか、迷っている人が多い

――妊婦さんから聞かれて、岡田さんが気になることはありますか。

岡田:どういうふうにお産するのか、よくわからない妊婦さんは多いように感じます。
たとえば、出産のときに夫を立ち会わせたほうがやっぱりいいのかどうかとか。

――どうお答えになるんですか?

岡田:子どもを産むときには、女性は本能的になっています。
〝野生化〟していますので、夫がその場にいて、「なんかイヤだな」とか、
「出て行ってほしい」と思ったら、素直に言ったほうがいいですよ、とアドバイスします。
お産のときに男の人は役に立たないことが多いですし。
心の支えとしてその場にいてほしいという女性もいるのかもしれませんが……。

――出産に立ち会うほうがいいんだ、という風潮があるのは、ニュースなどを見ても感じますね。

岡田:出産前のお父さん対象の講座でも、産む時のことを扱っている内容が多くて、子育て全体のバランスから見ると、多少ずれているような気がしなくもないです。

 

春日助産院にて、長男出産直後。薄暗い温かい静かな部屋での出産。産んだすぐから「すぐにでももう一人産みたい!」と思った至福の時。

☆病院と助産院、両方で出産してみて

――子育ては産む場面だけでなく、そのあとがもっともっと長いわけですしね。

岡田:出産といっても、自宅、助産院、病院とはまったく違います。
私は一番上の子だけ、病院で産みましたが、産んだ後、いろいろと疑問に思うことがあったので、出産について調べたりしたんです。
「ああ、病院で処置されたあれは要らなかったんだな」とか、比較するうちにわかってきて、次の出産は助産院に導かれました。
下の2人は助産院で出産しました。

――モンテッソーリ教育とトッポンチーノを知ったのもその頃でしたね。

岡田:そうです。お産に関してはいろいろ考えました。
私の経験ですが、助産院での出産はほとんど出血しませんでした。
こちらもリラックスしているし、赤ちゃんもほわーっと出てきて、あまりオギャーとは泣かないんですよ。それほど自然な感じでした。

――病院と助産院で一番違う点は?

岡田:助産院での出産は、産室も薄暗くて、本当にひっそりと静かに産むという感じです。
こちらも安心してリラックスしていますし、温度も部屋の中をかなり温かくしてあります。
これは赤ちゃんが温かいお母さんのお腹から出て来たときに、気が付かないぐらいの環境にしてあげるといいからという考えでそうしてあるんですね。
モンテッソーリ教育でも同じことを言っています。
それに比べると、病院はどうしてもライトで照らすし、寒々しいしい、器具はガチャガチャ音がしているし、
赤ちゃんも出てくるとオギャーと泣きますが、いろんな人が周りにいるので、びっくりして、怖いと思うからでしょう。
それまではお腹のなかでゆっくりしていたわけですからね。

 

 

☆生まれてくる赤ちゃんの気持ちに立ったお産

――助産院やモンテッソーリ教育では、赤ちゃんの立場で考えているということでしょうか。

岡田:はい、赤ちゃんの立場になって、というのが出産は大事なんじゃないかなと思っています。
出産に限らず、自分で経験したことしか人は知らないので、「自分のときはこうだったよ」「こうしたのはよかったよ」ということを伝えたいと思いますね。
自然分娩の話ばかりすると、帝王切開した人を傷つける、とかいろんな意見がありますが……。
赤ちゃんの誕生をみんなで見守っていくというのはそういうことも含まれているんじゃないかと思います。

――岡田さんの出産の時は、インドネシア人のだんな様はどうなさったんですか。

岡田:1人目のときは病室でテレビを見ながら待っていました(笑)。
2人目のときは陣痛がきたときちょうど家にいたので、助産院に私を送ってきて、人手が足りなかったので、そのまま流れで入って来てあれこれ手伝いはしていましたね。
3人目も流れでついてきましたが、夫はなにごとにも自然なタイプなので、外で待っている子どもの面倒をみたりしてたようですけれどね(笑)。
こちらにつきっきりということではありませんでした。

 

長男が生まれてすぐに部屋に入ってきた時の長女。どんな気持ちで赤ちゃんを見ていたのでしょう。

☆無事に生まれてくるのは奇跡と感じられる瞬間

――流れで、というところが岡田さんのだんな様らしいですね(笑)。

岡田:子どもについては「中に入ってみる?」と聞きましたが、上の子は2回とも「いや」と言いましたので、子どもたちは立ち会っていません。
生まれてすぐ入って来て、赤ちゃんを見たり、触ったりはしていましたが。
私は押し付けようという気持ちはないんですが、やっぱり知ってほしいという気持ちなんですね。
私は病院でも生んで、助産院での出産も経験して両方知っています。
最初のお産で、「なんでそうなったんだろう?」と振り返っていろいろ調べたりもして、助産院に行くことになりましたので。

――岡田さんの「わたしのトッポンチーノ」の次の10年は、お母さんたちとの対話という、次の段階に入って行かれるのでしょうね。

岡田:「無事に生まれてくるのは奇跡」と感じられるところが、出産にはありますね。昔もいまも――。
何が正しいかについては、いろいろな考え方はありますが、私の場合は、「自分が知らないままでは、出産に関して偏ったことしか言えないのではないか」と考えました。
「自分はこうだったけど、他のお産のしかたもあるよ」と、みんながそう言えるようになるといいんじゃないかなと思います。

 

インタビュー・文 樋渡優子

 

 

 

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